不確実な外部環境下でのチャレンジ
2011年第3四半期の業績は、残念ながら社内で目標としていた数値を特に収益面で下回りました。営業利益が目標を下回ったのは、銅価格の高騰と米ドル・ユーロに対する円高の進行が主な
要因です。銅の価格は最近低下していますが、当社の仕入価格にそれが反映されるまで2~3カ月はかかります。第4四半期の業績には、その影響が現れてくるはずです。ただし、銅価格の動向に業績が左右されない体制が重要だと考え、準備を進めています。
この結果、第3四半期の売上高は第2四半期(13,880百万円)をわずかに下回り13,705百万円となりました。特にコンシューマーエレクトロニクス市場で不透明感が当面続くと見て、顧客が保
守的姿勢を強めたことが売上の伸び悩みにつながりました。
市場別売上高で見ると、オートモーティブ市場が前年同期比12%増の約7,100百万円(売上構成比:52%)、コンシューマーエレクトロニクス市場が17%減の約4,100百万円(売上構成比:
30%)、産業分野市場が前年同期比1%減の約2,400百万円(売上構成比:18%)となり、オートモーティブ市場の売上が初めて50%を超えました。
以前にも何度かお伝えしていますが、当社の業績に対するオートモーティブ市場の影響が顕著になっています。東日本大震災の影響で日本の市場が低迷を余儀なくされた間は、オートモーティブ市場を中心として堅調に推移したドイツの売上が減少分をカバーしました。第3四半期においては日本のオートモーティブ市場が順調に回復したことで、オートモーティブ全体の堅調な伸びにつながりました。しかしながら、ユーロ圏における債務問題によりヨーロッパ経済に不透明感が広がり始めたため、第4四半期以降のヨーロッパの自動車メーカーの動向には注視していかなくてはなりません。今後は、ヨーロッパのオートモーティブ市場での成功体験を活かして、北米およびアジアのオートモーティブ市場におけるシェアの向上を図っていきます。
また、コンシューマーエレクトロニクス市場は消費者の購買動向の影響を強く受けますが、今年のクリスマス商戦は勢いを欠くとの予想を反映して、電子部品需要が盛り上がらなかったため、第3四半期の売上は目標を下回りました。
今後数カ月は、さまざまな課題に直面することを覚悟していますが、より無駄がなく、効率的で、市場をしっかりと見つめた事業運営に注力していきます。変化の激しい市場ニーズへの迅速な対
応力は、スミダの強みの中核です。これらが不確実性の強まる時期を乗り越えるときの、重要な成功要因だと考えています。 株主の皆様には、今後ともより一層のご支援とご鞭撻を賜ります
よう、よろしくお願い申し上げます。
スミダグループCEO
八幡 滋行









