事業領域・技術

スミダは、コイル関連の部品及びモジュール製品の設計と製造分野におけるグローバルリーダーとして、カスタム設計のソリューションの提供を得意としており、その製品は、家電製品・自動車・グリーンエネルギー・産業機器・医療機器の多岐にわたるアプリケーションに使用されています。

スミダの主要製品には、パワーインダクタやトランスといった部品・モジュール製品、自動車用キーレスアンテナ、キセノンイグナイター、モバイル通信機器、RFIDタグ、太陽光発電用パワーインバータ、及び産業用照明器具のソリューション用部品等が含まれます。さらに、その他製品として、磁性材料、セラミックス、フレキシブルコネクター、またEMSサービス等も提供しています。

アジアで60年以上、ヨーロッパでは80年以上の実績があり、各地で習得したコイル関連の技術的設計及び製造ノウハウを駆使して、標準品とカスタム設計製品の両方をお客様に提供することができます。また、製造に関しても、これまで積み重ねた経験を生かし、高品質基準を安定的に維持しつつ、生産数量や生産場所に関するお客様の要望にフレキシブルに対応することが可能です。このようにして、スミダは、様々なお客様と信頼に基づく長期的な関係を築きあげてきました。

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スミダグループ経営管理上の組織図

次のセクションでは、キーとなるそれぞれの地域における我々の事業についてご説明しましょう。

日本

アジア

ヨーロッパ

北米・中南米

開発組織開発技術
スミダは、日本のコイルメーカーとして、他社に先駆けて海外に生産とビジネス拠点を移しました。それ以来、拡大する顧客基盤をサポートするために、世界各地に点在する開発・技術センターの統合や知識の共有を図りながら、グローバルな事業展開を推進してまいりました。

スピード・市場の洞察・効率を経営の基本原則とする当社は、開発及び新しい製品・サービスの提供は、それぞれの地域単位で実施するという現地主義を基本としています。

スミダの開発と技術活動は、地域毎、また、核となる専門知技術センター毎で集中して行われています。日本、中国、ヨーロッパ、中国、北米、にそれぞれ大規模な技術開発センターを持ち、お客様のどのようなご要望にもお答えできる体制を整えています。そのため、現地のエンジニアがその地域のお客様のコイル関連製品のニーズを正確に理解して開発の技術的なサポートをするという大きなアドバンテージがあります。

集合技術
スミダの開発技術は、巻線技術を中核技術として、アプリケーション技術、素材・材料技術、生産技術、精密加工技術、表面処理技術、成形技術と評価技術、合計8種類の技術から成り立っており、我々はこれを「集合技術」と呼んでいます。この「集合技術」を駆使して、スミダは、引き続き技術主導型の革新的な設計・製造企業としての地位を確保していきます。

下の図は、スミダの技術要素を簡単に示したものです。

素材・材料技術 磁性材料、セラミックコンデンサ、マンガン亜鉛フェライト、ニッケル亜鉛フェライト、金属粉末コア、軟磁性複合材料、柔軟な金属、圧電セラミック
デザイン&アプリケーション 製品開発、磁気シミュレーション、回路シミュレーション、応力シミュレーション、回路設計、プリント基板レイアウト
生産技術 機器の開発、レーザー封止、レーザー爆破、レーザー剥離
精密加工技術 金型設計、金型加工、金型流動シミュレーション
巻線技術
(中核技術)
アルファ巻き、エッヂワイズ巻き、リッツ線巻き、トロイダル巻き、空芯コイル
成形技術 射出成形、インサート成形、低圧封止成形、封止成形、Pin draw Molding、メタル射出成形、真空封止、プラズマ処理、フェライト射出成形、成形、塗装、プレス技術、電気メッキ
表面処理技術 はんだ付け、アーク溶接、レーザー溶接、パルス加熱溶接、抵抗溶接、超音波溶接、圧入ピン (pin to PCB)、圧接・固定、Board to Board Connection
評価技術 信頼性試験、送信 X-線検査 & CT スキャン、SEM/EDX、イオンクロマトグラフィー、熱解析、差動サーモグラフィー / DTA(示差熱分析)、完全自動化超音波顕微鏡、誘導結合プラズマ、Permeability Measurement over Temp透過性測定、レーザー回折メーター